Environment of  一級建築士事務所AXIS

Environment

子どもの環境について

いまや環境の変化のスピードたるや凄まじいものがあります。情報通信が世界を小さくし、人の行動がつぶさに情報発信されていく、そんな時代を子どもに
とって良好な環境を保ちつつ成長させていかなければならない。

・ 自然環境
近年の自然破壊に基づく温暖化現象の進度を少しでも遅らせるために世界が一つにならなければならないが利害関係など遅々として進まない。善良な各々の
グループによって推し進められているのが現状なのかも知れない。先進国はすでにそれに気付き国を挙げて環境刷新に取り組んでいる。将来このことが今を生きる子どもたちに良い影響を与え受け継いでもらえるようにしなければならない。そして、子ども環境施設について今までの観点から自然から子どもに享受されるものは計り知れないものがあり、子どもたちに自然が身近に感じられるもので無ければならない。考えられるものは太陽光発電、雨水利用、地中熱利用、風力発電などの自然エネルギーの使用、そして近くにある山の木材を使っての建築施設、そのほか感性を養うものにビオトープなどが挙げられます。

・ 社会環境
子どもたちを取り巻く社会環境は今日ほど複雑な様相を呈するとは予想し得なかった。逆に押しボタン文化によるシステムの簡素化による思考低下が危ぶまれていたがその簡素化の底流にはいろいろな思いが、くもの巣を張り巡らされたように構築され一つのボタンを押すことにより全ての情報が連鎖してしまう
。積み上げられてきた社会環境を真の意味で再構築が必要ではないだろうか。

物作りから子どもの発想力を養い、また、施設は自然なものを使用することによって心理的なあらゆる効果を期待したいと思っています。自然なものは手間が掛かります。そして、変化を起こしますがこのことが子どもにとって手に触れ、見て学べる自然な構築物であることを認識する最初の出会いになると思います。

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